保険会社が一切賠償金支払いに応じなかった低髄液圧症候群の事案で、最終的に550万円の支払いが認められた事案 | 交通事故|鹿児島で弁護士に相談をするなら弁護士法人グレイスへ
  • HOME
  • 交通事故解決実績
  • 保険会社が一切賠償金支払いに応じなかった低髄液圧症候群の事案で、最終的に550万円の支払いが認められた事案

【38】保険会社が一切賠償金支払いに応じなかった低髄液圧症候群の事案で、最終的に550万円の支払いが認められた事案

損傷部位 傷病名 認定等級 獲得金額 手続き 仕事内容 事故の状況
頭部 低髄液圧症候群 14級9号 550万円 訴訟 会社員 歩行者

事故発生からご依頼までの流れ

依頼人は、交差点を直進して歩行していたところ、横断歩道上だったにもかかわらず、後方から右折してきた普通自動車にはねられました。依頼人は、頭痛・頸部痛・めまい・耳鳴り・懈怠・易疲労感といった症状を発症し、低髄液圧症候群との診断を受けました。

依頼人が行政書士のサポートを受けて後遺障害等級の認定を申請したところ、最も低い14級9号が認定されました。その後、依頼人本人で保険会社と示談交渉を行いましたが、保険会社は既払い額以上に一銭も支払うつもりが無いという意向を有しており、交渉は決裂となりました。

相談・依頼のきっかけ

交渉が決裂したのち、依頼人が行政書士に相談したところ、「弁護士に依頼するほかない」「交通事故に強い弁護士がいる」と言われ、当事務所を紹介されました。

サポートの流れ【示談交渉サポート】

既に交渉は決裂しているため、当事務所では直ちに訴訟提起の準備に取りかかりました。

まず、治療期間が約3年間と長期に及んでいるため、その間の治療状況を整理し、積極損害の精査を行いました。
次に、低髄液圧症候群の要件を充足するかどうか、医学的証拠を全て精査致しました。
最終的に、低髄液圧症候群を立証することは可能であると判断し、後遺障害等級について14級9号と認定されているところ、12級13号であるという前提で訴訟提起に踏み切りました。

裁判の中では、適宜主治医の先生に医師面談に御協力頂き、弁護士が立てた仮説に対する御意見を頂戴しておりました。また、意見書の作成にも御協力を頂きました。

結果

依頼人が発症した低髄液圧症候群について、12級13号であるという認定までは得られなかったものの、弁護士の医学的主張や医師の意見書について裁判官の一定の理解を得ることに成功し、以下の金額で裁判上の和解が成立いたしました。

【当事務所のトータルサポートを受けた場合と受けなかった場合の比較】

  サポートなしの場合 サポートありの場合 備考
傷害慰謝料 60万円 206万円 3.4倍
休業損害 1032万円 1066万円 1.03倍
後遺障害慰謝料 32万円 110万円 3.4倍
逸失利益 43万円 335万円 7.7倍
既払い額 1167万円 1167万円
合計 0円 550万円

※上記「サポート無しの場合」の金額は、当事務所介入前の保険会社の意向を踏まえたものです。

解決のポイント

低髄液圧症候群は、発病の機序や病因、治療方法が医学的にも解明されていない傷病名で、厚労省が難病に指定しているほどのものです。脳脊髄液減少症や脳脊髄液漏出症とも言われます。

古くから研究の対象となっており、2004年には国際頭痛分類第2版が発行され、2007年には脳脊髄液減少症研究会が「ガイドライン2007」を公表する一方で、日本脳神経外傷学会が「外傷に伴う低髄液圧症候群の診断基準」を公表するなど、国外を含め様々な診断基準が公表されていました。
これを受けて、厚労省は2011年に中間報告として「脳脊髄漏出症の画像診断基準」と「低髄液圧症の診断基準」を公表しています。
また、2004年に発行された国際頭痛分類第2版は2013年に第3版として改定されています。

交通事故によって低髄液圧症候群を発症した事例の多くは、重い症状を抱えているにもかかわらず十分な補償が得られないという状況にありました。

その原因は、医学的に解明されていない傷病名であること、「ガイドライン2007」も「外傷に伴う低髄液圧症候群の診断基準」も「脳脊髄漏出症の画像診断基準」も「低髄液圧症の診断基準」も、いずれも「絶対に低髄液圧症候群である」と確信できる患者のみをフォローしていて、「おそらく低髄液圧症候群だろう」「十中八九低髄液圧症候群だろう」といった患者をフォローできるものではありませんでした。

そのため、臨床上の低髄液圧症候群と裁判上の低髄液圧症候群との間にかい離がありました(現に、今回の主治医の先生も「厚労省の基準は厳しすぎる」と仰ってました)。
※ただし、2013年に国際頭痛分類第3版が発行された流れを受けて、今後は低髄液圧症候群と認定される幅は広がるものと予測しています。

本件では、臨床上の低髄液圧症候群には間違いなく該当すると確信し、裁判上の低髄液圧症候群にも該当すると考えていたため、後遺障害等級12級13号を前提とした主張で構成したのですが、それでも最初のうちはなかなか裁判官の理解を得ることは難しかったです。

最終的には、弁護士の主張立証に対して一定の理解を得ることができたため良かったのですが、一人でも多くの交通事故被害者を救済するために、今後はもっと低髄液圧症候群に対する医学的研究や社会的理解が広がり深まっていくことを心から願っています。
 

このページをご覧になった方の中には、「医師から低髄液圧症候群と言われた」「自分が抱えている症状からすると低髄液圧症候群に当たるのではないだろうか」といった悩みをお持ちの方がいらっしゃると思います。

そのような方は一度当事務所にお越しください。
低髄液圧症候群の主張立証のポイントと難しさを熟知しているため、必ずしも期待どおりの御回答とはならないかもしれませんが、今後の戦い方についてご教示させて頂きます。

お客様の声(アンケート)

お客様の声



その他の解決実績はこちら

部位別に探す

交通事故 部位別解決事例

頭部(脳)

顔(目・耳・鼻・口)

首(頸椎)

肩

脊髄・脊柱(胸椎・腰椎)

腰(腰椎)

上肢(腕・肘・手)

骨盤(股関節・大股)

膝(靭帯)

下肢(太もも・足先)

右図のご興味のある丸部分をクリックしてください。
各部位の解決事例をご覧頂けます。

死亡事故の解決事例はこちら >

高次脳機能障害の解決事例はこちら >

後遺障害の認定等級で探す

損害賠償金額で探す

手続きの種類で探す

手続き

被害者の事故の状況で探す

被害者の属性で探す

弁護士による交通事故の無料相談 0120-100-129 お気軽にご相談くださいお気軽にご相談ください ご相談までの流れ

事前にお電話にて相談日のご予約をお願い致します。
※スケジュールの関係上、お電話でのご相談は実施しておりません。ご予約のみとさせて頂いております。

■HOME ■事務所紹介 ■弁護士紹介 ■弁護士費用 ■アクセス
■損害賠償 ■後遺障害 ■後遺障害の種類 ■解決実績
■当事務所が選ばれる理由

交通事故・損害賠償・後遺障害など、交通事故に関する法律相談は無料です。
◎交通事故に関する相談は、着手金0円、相談料金0円ですので、まずはお気軽にご相談下さい。交通事故に遭われた方を一人でも多く救いたいと思っております。些細なご質問でも構いませんので、お電話下さい。
Site Menu

弁護士法人グレイス

企業法務相談サイト

離婚問題相談サイト

相続トラブル相談サイト

債務整理相談サイト

大型債権回収相談サイト


鹿児島県鹿児島市金生町1-1
ラウンドクロス鹿児島6F
新規予約  0120-100-129 0120-100-129
受付時間 平日9:00~18:00
     土日10:00〜18:00

© Copyright 2017 弁護士法人グレイス All Rights Reserved.